2019年04月14日
「相国寺」春の特別拝観(2019)
京都では今、非公開文化財の特別公開を開催中です。
同志社大学の北側に隣接している相国寺へは、美術館を含めて何度か訪れてはいるのですが、特別公開は初めて。
昨日はまさに観光日和。
真っ青な空に緑の松が映えてきれいです。
ただ、こちらの境内は、ほとんどが松の木のため、最後のお花見を楽しみたい方には不向きだからか人もまばら・・・。
すごくいい
烏丸駅周辺はとても人が多かったのに、京都でもこんなに静かなところがまだあったんですね~。
感動
いつもは内部を見ることができない法堂ですが、春と秋の特別公開では中に入ることができます。
天井には狩野光信によって描かれた「蟠龍図」があり、どの角度から見てもにらんできます。
写真を撮ることはできないので、パンフレットから雰囲気だけでも味わってください。
この下で手をたたくと、龍のなき声が聞こえます。
きっと、順番待ちで並んでいるんだろうな~なんて思っていたのに、全然いなくてびっくり。
法堂の中を一人占めする時間もあって、鳴き龍を堪能。
手のひらに空気をためるように、低い音でたたいた方が鳴きやすいと教えていただきました。
「コトコトコトコト・・・・」(←早く読んでください)
なんだか神秘的な声が追いかけてくるような・・・
龍の鳴き声を聞くことができました。
法堂の北側にある方丈の古い襖絵や、裏方丈に展示している駕籠を見ることができます。
方丈から見た法堂。
裏方丈庭園
浴室(宣明せんみょう)は、春の特別拝観の時のみです。
当時のお風呂の仕組みがわかりました。
おもしろい~
とにかく人がいっぱいのはずの京都で、ゆっくりと拝観させていただきました。
相国寺の山外塔頭の金閣寺や銀閣寺の方がずっと有名ですが、大本山相国寺は、これからも静かな存在でいてほしいと思います。
cool_mama at 20:21│Comments(0)│
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